【音楽の力で心をつなぐ — 地域のエレクトーン演奏会より】

こんにちは、“笑顔の宅配便”のドラです。
昨日、地域の老人会で「エレクトーン演奏会」を企画・開催しました。
コロナが明けて少しずつ日常が戻ってきたとはいえ、長引いた自粛生活で年長者の体力や気力が落ち、行事を企画しても参加者が減少しているのが現状です。
そんな中、「もう一度地域に音楽の楽しさを届けたい」との思いで、今回の演奏会を企画しました。
◆ エレクトーンの素晴らしさを再発見
あらためて感じたのは、エレクトーンという楽器の素晴らしさです。
一台でオーケストラのような迫力あるサウンドを奏でられ、演奏者の感性によって音色や雰囲気が自在に変化します。
今は技術の進歩によって、コンピューターや電子音楽が発達し、誰でも簡単に音を作り出せる時代になりました。
その影響もあって、エレクトーンを学ぶ人が少なくなり、専用の楽譜を手に入れるのも難しいと聞きます。
けれど、実際に耳で聴き、身体で感じる「生の音」には、やはり特別な力があるのだと感じました。
◆ まるで目の前にオーケストラがいるように
演奏会当日、参加された皆さんの表情が印象的でした。
「まるで目の前でオーケストラが演奏しているようだった」と感動の声が上がり、会場全体が温かい拍手に包まれました。
コンサートホールに足を運ぶ機会がなかなかない方々にとって、この時間は特別な“ご褒美”のようだったのかもしれません。
音の響きが身体に伝わり、心の奥に眠っていた懐かしい記憶がよみがえる。
それは、まさに“音楽が心を癒す瞬間”でした。
◆ 音楽が届ける「心の栄養」
演奏中、「この曲、若いころによく聴いたのよ」と涙ぐむ方もいらっしゃいました。
音楽には、記憶を呼び覚まし、心を動かす力があります。
懐かしい旋律を聴くことで、その人の人生の一部がよみがえる。
それが心の栄養になり、明日への元気にもつながるのだと感じました。
この小さな演奏会が、地域の方々の笑顔を増やし、誰かの心を温めるきっかけになったなら本当にうれしいことです。
◆ 地域の笑顔をつなぐために
今回の経験を通して、音楽は“世代を超えて心をつなぐ力”があると改めて実感しました。
エレクトーンという楽器が再び地域の中で輝きを放ち、人と人をつなぐ架け橋になっていけたらと思います。
これからも、音楽や人形パフォーマンスなどを通じて、地域に笑顔と元気を届けていきたいです。
そして、どんな小さな活動でも「誰かの笑顔につながること」を大切に続けていきます。


